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2010年1月

総集編第1話『母のぬくもり』

 まだ始まらない、物語の始まり

 総集編、スタートしました。本放送と再放送をじっくり1年間付き合った方には「何をいまさら・・・・・・」と思われることですが、最近のアクセス状況を見ていたら、どうも正月3が日の集中再放送を見てからという人が多いように思われます。

 てなわけで、総集編も感想を綴っていきたいと思いますので、お付き合いのほどを。

 今回の放送は本放送での第6話までのお話です。つまり、原作上ではほぼ語られることのなかった、主人公・エリンとその母・ソヨンの愛情の深さとつながりの太さをアニメオリジナルとして構成された部分です。もともと1年分・全50話という、近年のアニメシーンにはないロングスパンでの進行が設定された作品で、しかも原作は児童文学のジャンルには到底収まらない壮大なスケールで書き上げられていることから、これをNHK教育の土曜夕方アニメ枠になじませるには、原作どおりにいきなりソヨンが処刑されてしまっては「何でそうなるの?」という風になるわけです。

 そうならないように、わざわざ物語の本題に入るまでのプレゼンテーションとして5週もかけてエリンとソヨン、そしてこの母子が暮らすアケ村という環境の特異性、更にはアケ村も属するリョザ神王国が置かれている状況をも、原作を読んだことがない子供たちにも分かりやすく語ってきたのです。

 今日の総集編を見た感想としては、上手に話を圧縮しているなという印象を抱きました。25分×50話のアニメをじっくり見るのは辛抱できないという、少々せっかちな方にも「獣の奏者エリン」の作品世界を十分堪能できる構成ですので、次週以降も期待して待ちましょう。

 ではまた。

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