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2009年12月

第50話(最終回)『獣の奏者』

 人と、獣。親から子へ渡り継ぐ山リンゴ。

 そうか、そうときたか。

 これは完全に不意を衝かれた展開だぞ。

 さて。

 音なし笛で完全に壊れたかにみえたエリンとリランでしたが、心の深淵ではやはり強い絆で結ばれていました。それを見たシュナンとセィミヤは、リョザ神王国がこれから進むべき茨の道を、「人間として」共に進む決意をします。

 でもって、ダミヤの野望は、自らの命とともにイアルによって絶たれてしまいました。野望を抱いた人間の、その末路を死に顔に見たのは私だけではないはず・・・・・・。

 背中に矢傷を負い、四方を闘蛇に囲まれ、母・ソヨンの最期の瞬間を思ったエリン。しかし、エリンの体を銜えたのは、闘蛇ではなく、リランだった。セィミヤの叫びにリランが応え、助けに来たのです。

 エリンは思います。

  私は、深い淵の岸辺に立ち、

  竪琴を奏でよう。

  天と地に満ちる獣に向かって、

  一本一本弦を弾き、 語りかけていこう。

  未知の調べを、耳にするために・・・・・・。」

 エリンは今日も奏で続けます。リランの思いを知るために・・・・・・。

 いや、しかし、ジェシが出て来るとは、完全にヤラレちゃいました。

 それ以上に驚いたことがあります。

 キリク、生きとったんか、お前!

 【今週の『次回予告』】

 最終回の後に次回予告って、なんじゃそりゃ?

 まさかと思うけど、『探求編』『完結編』への伏線でしょうか、これって?

 追伸:原作を敢えて読んでいないというみなさん。今年中に読み終えて、総集編に備えましょう。

 長らくのご愛顧、ありがとうございました。

 ではまた、いずれ。

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第49話『決戦』

 傍迷惑な兄弟喧嘩、飛び立つリラン。

 いよいよ決戦の朝が降臨の野(タハイ・アゼ)に訪れたその時、大公領民も、真王領民も複雑な感情が去来していた・・・・・・。

 ダミヤの発したたった一言、向かってくる闘蛇の群れを見てセィミヤに言い放った「あれはそなたの軍だよ」、その一言がセィミヤに自分の生きる道を諭してしまったのです。

 シュナンと共に、リョザの歪みを正す道を。

 それは同時に、ダミヤの本性もさらけ出すこととなってしまいました。セィミヤがナミに青い旗を掲げるよう命じたその刹那、ダミヤはセィミヤの思いを阻む壁となってしまったのです。ダミヤの命ずるまま、あの凸凹コンビまで人質に取ってしまうセ・ザン達。

 しかし、ただ一人、ダミヤの命に叛いたセ・ザンがいました。

 来たぞ、イアル!!!!!

 形成はあっという間に逆転、無事に約束の青い旗か掲げられ、勝利を確信した大公軍は歓喜に沸きあがります。が、ダミヤは実に用意周到でした。

 単細胞ヌガン、大乱入!!!!!!!

 大公軍同士の醜い争いが始まってしまい、絶句するセィミヤ。半狂乱になってシュナンに助けを誰に向かうことなく叫ぶ真王、そんなセィミヤに王祖・ジェの幻影を重ねたダミヤはどこまでも限りなくヒールです。

 そんな成り行きに呆然としていたエリンは、シュナンがヌガンの闘蛇軍に囲まれつつある光景に、10歳の自分を重ねてしまったのです。

 見ているだけなんて、出来ない!

 そうして、エリンは今までの人生の中で禁じていたことを、遂に破ってしまうのでした。

 「リラン、私は結局、あなたを武器として使ってしまう・・・・・・。」

 音なし笛で壊された人と獣の間にあるものが、降臨の野(タハイ・アゼ)に何をもたらすのか・・・・・・。

 まさか、こんなところで第2話で出てきたタイランが出てくるとは! しかも、チョクがタイランの闘蛇を世話してるし。

 チョクって、義に厚い青年になっていたんだね。

 あと、EDが特別バージョンになっていたのは裏をかかされました。はい。

 【いよいよ『最終回の予告』】

 エリンだと予想していたのですが、ソヨンまで引っ付いてくるとは!

 それにしても、原作ではおよそ20ページ程度の部分を最終回で目いっぱい使うとはねぇ・・・・・・。

 皆さん、ハンカチ&ティッシュボックスの用意をして次回を迎えましょう。

 (私は冬コミ原稿に追われてますが・・・・・・。)

 では、また来週!

 追伸:来週はそういう事情で放送終了直後の更新が困難と思われますので、出来れば日付が変わってからお越しくださいますよう、お願いいたします。

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第48話『リョザの夜明け』

 それぞれの、ひとつの光。

 あー、吹雪だ!

 スキー場にしてみれば、羨ましいほどの雪だことで。

 それはさておき、シュナンがセィミヤに対して約した夜明けを目前にして、それぞれの立場の人々が、それぞれの光を己の中に見ていました。

 ダミヤは己の天下を。

 シュナンはリョザ神王国の変革のときを。

 ヌガンは兄の所業の顛末を。

 キリクはアフォン・アルマにいる妹・ターヤの微笑を。

 イアルは守るべき人を。

 セィミヤは己の小ささを。

 エリンは獣と共に生きる道の果てを。

 吹雪はまるでリョザの国の人々の心と未来を映し出すかのように吹きつけ、その中で建国神話に基づく舞が舞われる。その舞は、夜明けの光と共に再現されるのだろうか・・・・・・。

 【今回の「次回予告」】

 最後まで戦うイアルでした。この流れからついでに言うと、最終回は恐らくエリンで、更に最終回のOPは特別版になるのでしょう。

 でもって、最後の最後にスキマスイッチの「雫」が流れる・・・・・・そんな予想を立ててみました。

 でもなぁ、最終回の放送日って、冬コミ寸前なんだよなぁ。

 まだ、原稿終わってないし。

 というわけで、ではまた。

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第47話『清らかな夜』

 セィミヤよ、風邪ひくぞ。

 ・・・・・・ついそんな心配をしてしまう回でした(全然ズレてますが。)

 ざっと今回の筋を要約すると、セィミヤが降臨の野(タハイ・アゼ)での『決戦』を目前に禊をすることとなって、湯浴みをしているところへリランの背に乗ってエリンが飛んできました。セィミヤは何もこんなことをしなくても言ったのですか、エリンから「ダミヤ様の命によりお目通りを固く禁じられている」と告げられ、セィミヤはなぜダミヤがそんなことをしたのか、疑問を持ちます。

 そうしてエリンはセィミヤに対してこれまでのことを全て語り、そうしてセィミヤがある決心をした・・・・・・。

 とまぁ、乱暴に言えばこういうことになるわけですが、今回の見所をいくつか。

 △ヌックとモックはそれでもしぶとくエリンについて来ていていた!!

  ・・・・・・よくまぁ、ラザル保護場も認めたものです。恐らく、ダミヤに対してエリンが強引に押し通したのでしょう。一切触れていませんけど(苦笑)

 △禊ぎの直前にダミヤが渡したささやかなもの

  ・・・・・・いい歳の女性に対しての贈り物が風車って、矢七じゃあるまいし。

 △セィミヤは大丈夫か?

  ・・・・・・単純に見て、湯に浸かっている時間よりもエリンと話している時間のほうがはるかに長い(特にジェの話は恐らく小一時間くらいは掛かる)ので、絶対湯冷めしているはず。

 △ナソン、フラれる。

  原作ではソヨンの母親(エリンから見たら祖母)や霧の民の長老達と一緒にエリンを連れ戻しに来ているというシーンでしたが、アニメじゃあナソンだけがやってきてました。しかも、そんなナソンに対して放ったエリンの一言は、実に原作以上に痛烈なパンチを伴っていました。

 「・・・・・・見てるだけ。」

 これ、初めから見ている視聴者(特に小学生の低学年層)なら、このエリンの言葉がどれだけナソンを蔑んでいるのかがよくわかるのではないでしょうか。

 ・・・・・・そんなこんなで、残すところ後3回の放映となり、いよいよ物語は一気に結末へと動きます。感覚としては、「最終回の前編・中編・後編」という三部作というところがしっくりくるものと思います。

 【今回の『次回予告』】

 降臨の野で真王たちを待ち続けるシュナンの担当でした。実は、しばらく出ていなかった弟のヌガンが最後に来てとんでもない事をやらかして、一気に話が進みます(多分)。

 それにしても、原作では前夜からの雨が止んでまばらに降臨の野(タハイ・アゼ)を朝日が照らす・・・・・・って描写があったんだけど、予告を見てたら、何だかブリザードになってたねぇ。

 これってリョザ神王国の現状を比喩したんでしょうか。

 う~む、微妙だなぁ・・・・・・。

 ではまた。

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